新型コロナ感染症では重症化する方とそうではない方に分かれていきます。なるべく重症化は避けたいところです。その重症化の病態が徐々に明らかにされようとしているところです。
生体に体外からウイルスという異物が侵入することで、その異物に対する免疫反応が血管内皮において過剰に起こることで「免疫血栓」を形成することが最初の引き金となるようです。
すなわち「免疫血栓」により全身のいたるところの微小血管の血栓による臓器障害を起こし、播種性血管凝固症候群(DIC)に至ることが知られてきました。
治療に関してもこの免疫反応の暴走を抑えること、微小血栓を予防することが大きな要になってくることが判ってきたところです。
現在、ワクチン接種が一般の方へも始まろうとしているところで予防とともに治療薬の確立も期待したいところですね。