新型コロナ感染症の病態の本質とは

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新型コロナ感染症では重症化する方とそうではない方に分かれていきます。なるべく重症化は避けたいところです。その重症化の病態が徐々に明らかにされようとしているところです。

生体に体外からウイルスという異物が侵入することで、その異物に対する免疫反応が血管内皮において過剰に起こることで「免疫血栓」を形成することが最初の引き金となるようです。

すなわち「免疫血栓」により全身のいたるところの微小血管の血栓による臓器障害を起こし、播種性血管凝固症候群(DIC)に至ることが知られてきました。

治療に関してもこの免疫反応の暴走を抑えること、微小血栓を予防することが大きな要になってくることが判ってきたところです。

現在、ワクチン接種が一般の方へも始まろうとしているところで予防とともに治療薬の確立も期待したいところですね。

間質性肺炎とは

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間質性肺炎とは一体どんな病気でしょうか。

症状としては、坂道の歩行、階段の昇り降り、入浴、排便などの際に息苦しさを感じ、痰を伴わない空咳が出るようになります。長年かけて徐々に進行してくるものなので気づいた時には病状が進んでいることが多いようです。またかぜ症状などで急激に症状を現れてくることもあります。肺の奥にある肺胞という部分の壁がさまざまな原因で線維化を起こし、肺の大事な働きである、ガス交換(血管内へ酸素を取り込み、二酸化炭素を排出する)がうまくできなくなる病状です。

間質性肺炎の原因は、関節リウマチなど自己免疫疾患、粉塵・かび・ペットの毛・羽毛などを長期間吸入したり、漢方薬、サプリメントなどが原因とされていますが、中には全く原因を特定できないものもあります。

これらの進行を防ぐには、禁煙とともに睡眠不足、過労などの体への負担を減らすことが重要です。また急激な体重増加を防ぎ適正体重を保つことも大切と言われています。かぜなども引かないように予防することも大事です。

この疾患は進行性でよく効く治療法がまだないこともありますので、ならないようにするためにも皆さま方はタバコなどを止めて規則正しい生活を送っていただくことが重要ですね。

血管運動性鼻炎ってなーに

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アレルギー性鼻炎はご存知のように、アレルギーを起こす原因、花粉、ダニ、ハウスダストなどで鼻水、鼻づまりを起こすものです。それ以外で主に寒暖差によって起こすもののことを指します。頻度としても非常に多いものです。鼻粘膜がアレルギーではなく自律神経の異常により起こすものです。

対策としては、なるべく疲れ、寝不足、ストレスなどを取り除くことも大切です。熱いラーメンや味噌汁をすすったりした時にも出やすいです。また、冬の寒い朝にいきなり鼻水が止まらなくなったりすることも多いようでようです。薬としてはアレルギー性鼻炎とほぼ同じ治療薬が効くことが多いものです。続くときには是非そのようにして対処してください。

片頭痛とは

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片頭痛とは文字どおり頭部の片側が痛むことによるのですが、両側痛むこともあり実は両側痛むことが4割ほどあるといわれています。前兆のあるものとないものに分類されます。

前兆とは頭痛の起こる前に感じる症状ですが、キラキラとしたものが見えるような視覚的な症状や気分の変調、眠気、頭痛の予感など様々でおよそ60分以内に終わることが多いです。その後に続く頭痛は、ズキズキとした拍動のように感じる頭痛で日常生活に支障をきたすくらいの中等度から高度のことが多いです。日常の階段の上り降りなどでも悪心、嘔吐を伴ったり、頭痛発作中は、感覚が過敏になり通常気にならないような光、音、匂いを不快に感じることが多いようです。

このような特徴の片頭痛を感じるようなら医療機関を受診し、急性期治療と痛みがない時から予防的に服用する予防薬があります。

日常生活に支障を感じるものはつらいものです。ぜひ片頭痛をできるだけ感じないようにするためにも医療機関からの内服薬などを使用することでつらさから解放されましょう。

占拠性病変(せんきょせいびょうへん)とは

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脳、肝臓など体積をもつ臓器に、例えば出血、膿瘍(のうよう)、嚢胞(のうほう:水を蓄えた部位)、腫瘍(悪性、良性含む)などがその臓器の内部にできて一定の体積をもつ状態になったことを意味します。これが例えば脳の内部などで、頭蓋骨の内部で体積が限られていて余裕がないところでできると脳圧が亢進し、頭痛、嘔吐、うっ血乳頭(眼底検査でわかる)の症状が現れます。

 頭部の腫瘍ができると先ず、このような上記の3つの徴候が起こります。また脳内の血液循環を保とうとするために血圧上昇が起こります。またさらに症状が進むと、脳ヘルニアと言う状態になります。このような状態になると意識障害、呼吸障害、視野障害、対光反射の消失などの症状が現れます。

要するに、頭痛などで直ぐに頭の内部に腫瘍ができているのではないかと悩まれる方が非常に多いのですが、たいていは違うことが多いものです。もちろん頭痛が起こることもありますが頭蓋内で腫瘍が育ってくると典型的には朝気持ち悪くなり嘔吐するのですが、嘔吐したあとケロッとするようなことがみられるようになるものです。そのときには、かかりつけの医師や脳神経外科へ受診して頂くことをお勧めします。

痛風と偽痛風とは

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痛風とは尿酸が結晶として関節に蓄積することで起こす炎症の病態です。尿酸値が高いまま放置しますと、徐々に結晶が関節に蓄積していきます。典型的には足の親指に現れる突然の腫れと赤みと痛みで現れます。尿酸値とメタボリックシンドローム、冠動脈疾患との関連性も深く、日頃から尿酸値を上げないような生活を送ることが大切です。

尿酸値を上げないようにする生活とは、プリン体と呼ばれる尿酸になる原因物質の摂取をひかえることです。

<食品>特にアルコール、レバー、白子、魚介類(エビ、マグロ、カツオなど)肉類、魚卵類にはプリン体が多いといわれていますのでなるべくひかえてバランスの良い食事を心がけましょう。

<運動>ウォーキングなど適度な有酸素運動をすることで、肥満、ストレスを解消するようにしましょう。

<水分>水分をこまめに摂ることで、尿酸の排泄を促すことができます。脱水の状況になると痛風発作を起こすもとになることがあります。清涼飲料水は多く含まれる糖分が逆に尿酸値を上昇させますので注意しましょう。

 また、偽痛風とは主にピロリン酸カルシウムが関節に蓄積することで起こす関節炎です。たいていはひとつの関節が痛くなり、数日から2週間ほど痛みが続くことが多いようです。偽痛風は通常高齢者に多く、通常は手首、膝の関節など大きい関節に現れることが多いです。どちらかというと痛風発作よりも痛みが強くないことが多いですが、痛風と同様発熱を起こすこともあります。ピロリン酸カルシウムの結晶が蓄積する関節炎ですが、なかなか原因がわかっておらず予防法が確立されていないことが特徴です。

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